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ぬかるみ・水たまりに注意!梅雨前に確認すべき駐車場の地面状態

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月極駐車場を契約する際、多くの人が「料金」「立地」「空き状況」などの目に見える要素に注目します。しかし、特に梅雨や台風シーズンを迎える日本において、意外と見落とされがちなのが「地面の状態」です。雨が降るとすぐにぬかるみになる場所、排水が追いつかず水たまりができるスペースでは、車の出入りが困難になったり、乗り降り時に靴や衣類が汚れたりと、日常的なストレスが発生します。

こうした事態を防ぐには、契約前の現地確認が欠かせません。特に初めて駐車場を借りる方や、引っ越しなどで新たなエリアに移る場合は、雨の日や雨上がりの状態まで視野に入れて選定することが、快適な駐車生活を送る鍵となります。

ぬかるみ・水たまりに注意!梅雨前に確認すべき駐車場の地面状態

 

目次

こんな駐車場に注意!ぬかるみ・水たまりの原因

未舗装(砂利・土)の駐車場

都市部では少なくなりましたが、郊外や住宅地では今なお「土のまま」「砂利のみ」で整備された駐車場が存在します。これらの場所は、雨天時に水を吸収しきれず、ぬかるんで靴が沈んでしまったり、車のタイヤが滑って出庫に苦労することもあります。特に梅雨のように長雨が続く季節は、排水されない水が地中に溜まり、ぬかるみが慢性化します。

また、見た目には綺麗に敷き詰められた砂利も、長年使用されていると下の地面が踏み固められてしまい、水が染み込まずに水たまりができやすくなるという落とし穴もあります。契約前に「舗装の有無」だけでなく、「実際の使用感」を体験できるとベストです。

排水設備が不十分な立地

駐車場の設計において、雨水の逃げ道が確保されていないと、ほんの数分の雨でも大きな水たまりができてしまいます。排水溝が設置されていない、傾斜が逆方向に向いている、水が建物側へ向かって流れている——このような立地は非常に多く、目に見えづらい問題となりがちです。

排水設備は単に「あるかどうか」ではなく、「機能しているか」が重要です。たとえば、排水溝に落ち葉やゴミが溜まっていれば、いざ雨が降っても水が流れず、ただの飾りになってしまいます。管理が行き届いているかも確認ポイントのひとつです。

低地や窪地にある駐車場

周囲の道路より一段低くなっている、隣の建物に囲まれている、地下へ向かうような地形になっている——こうした立地は、構造的に水が溜まりやすい傾向があります。特に大雨の際には、周囲の敷地から雨水が流れ込んでくることもあり、他に比べて被害が大きくなりやすいのです。

実際に、低地にある駐車場では、車の下部が水没してしまったり、出庫できずに数時間待つ羽目になった事例もあります。事前に周囲の地形をGoogleストリートビューなどで確認したり、現地で目視することが有効です。

 

現地でチェック!雨の日に確認したい3つのポイント

駐車場のぬかるみや水たまりを防ぐ最も確実な方法は、契約前に実際の現地を見て判断することです。とくに「雨が降った直後」や「雨が続いた日の翌日」など、水はけの状態が顕著に表れるタイミングが理想的です。以下では、現地確認時に注目したい3つの具体的なポイントを紹介します。

1. タイヤ跡や足跡が沈んでいないか

地面がぬかるんでいると、わずかに歩いただけでも足跡が沈み込み、乾いた後もその痕跡が残ります。同様に、他の契約者が出入りしたタイヤの跡が地面に深く刻まれている場合も、地盤が柔らかい証拠です。こうした痕跡は「ぬかるみやすい」「水はけが悪い」サインとして認識しましょう。

2. 地面に変色やシミが残っていないか

一見乾いているようでも、地面に黒ずみや輪状の水シミがある場合、そこは水が溜まりやすいスポットである可能性が高いです。とくにコンクリートやアスファルト舗装の上にこのような跡が残っているときは、雨のたびに水が滞留しているサインです。

3. 排水溝や側溝の位置と清掃状況

駐車場における排水機能の要が、排水溝や側溝の設置状況です。場所によっては道路側にしか設けられておらず、敷地内に排水経路がない場合もあります。加えて、せっかく排水溝があっても、落ち葉やゴミが詰まっていたり、コンクリで塞がれているケースもあります。

現地に足を運んだ際は、排水溝がしっかり機能しているか、周囲が清掃されているか、また水の流れに沿って傾斜がとられているかなど、細かく観察してみましょう。清掃状態が悪い場所は管理が行き届いていないサインでもあります。

 

水はけの良い駐車場を選ぶためのヒント

どんなに注意しても、書面や写真だけでは地面の状態は判断しづらいものです。そこで、水はけの良い駐車場を見極めるためのヒントをいくつか紹介します。これらを知っておけば、梅雨時期に限らず、年間を通して快適に利用できる駐車場を選ぶ手助けになるでしょう。

舗装済みの駐車場を優先する

最も確実なのは、アスファルトやコンクリートで舗装されている駐車場を選ぶことです。土や砂利のままよりも、圧倒的に水はけが良く、雨が降っても泥はねやぬかるみの心配がほとんどありません。また、舗装されていると掃除がしやすく、落ち葉やごみの堆積も防げるという副次的な効果もあります。

特に新しく整備された駐車場や、企業が運営している月極駐車場では、舗装の質や排水の配慮が行き届いている傾向があります。契約前に運営主体を確認するのもひとつの手です。

周囲の勾配や地形を観察する

駐車場だけでなく、周囲の道路や建物の配置にも注目してみましょう。地形的に周囲から水が集まりやすい立地(例えば坂の下、角地の奥、谷のような場所など)は避けた方が無難です。また、敷地内にわずかでも排水方向への傾斜があれば、雨水が自然に流れてくれるため、水たまりができにくくなります。

Googleストリートビューやレビューを活用する

最近ではGoogleマップのストリートビューで現地の様子をある程度確認できます。舗装の有無や勾配の有無、側溝の存在などが写真で判断できるケースもあります。また、月極駐車場の口コミサイトやレビューをチェックして、「水はけが悪い」「雨の日に困る」などの声がある場所は避けた方がよいでしょう。

逆に「雨の日でも使いやすい」「舗装がきれい」といったポジティブなコメントがある駐車場は、実績と管理の質が伴っている可能性が高いといえます。

 

 

ぬかるみに遭遇した場合の対処法

万が一、契約後にぬかるみや水たまりのトラブルに見舞われた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。以下では、借主が取れる対応策を3つの観点から紹介します。

応急処置を検討する

まず最初に考えられるのは、応急的な対策です。市販の防水マットや踏み板(プラスチック敷板・簡易ゴムマットなど)を活用することで、泥はねや靴の汚れをある程度防げます。特に小さなお子様や高齢者がいる家庭では、安全な乗り降りのためにも敷板の活用は有効です。

ただしこれらはあくまでも一時的な対策であり、根本的な解決ではありません。費用も自己負担となる場合が多いため、長期的な使用には向いていません。

管理者・貸主に状況を共有する

駐車場に水たまりやぬかるみができる状況を確認したら、写真や動画で証拠を残したうえで、速やかに管理会社または貸主に連絡しましょう。「地面が滑りやすくて危ない」「水が溜まって出入りができない」など、具体的な不便やリスクを伝えることで、改善に向けた対応が検討されやすくなります。

実際に、連絡後に砕石を入れて地面を補強したり、簡易的な排水工事が行われた事例も存在します。利用者の声が改善のきっかけになることもあるため、遠慮せずに伝えることが重要です。

長期契約前なら「試し駐車」で様子を見る

すでに契約済みの場合は難しいですが、まだ契約前であれば「1カ月だけ借りて様子を見る」という選択も可能です。最近では、月単位での契約がしやすい柔軟な駐車場サービスも増えてきており、実際に1〜2回雨の日に使ってみてから判断することで、失敗を避けることができます。

また、同じエリアで他の候補地と比較することも、判断材料として有効です。駐車場選びは契約後に後悔しないように、実体験ベースで決めるのが理想です。

 

まとめ|「地面を見る」ことが梅雨対策の第一歩

月極駐車場を探す際、料金や場所だけに目を奪われていると、梅雨や台風シーズンに大きなストレスを感じることがあります。特に地面の状態は契約前にしっかり確認しておきたい重要ポイントであり、雨の日にどのような状況になるかを想定して判断することが、快適な駐車生活への第一歩です。

ぬかるみや水たまりは、雨が降って初めてわかる問題です。未舗装や排水不良、地形の低さなど、見えにくい要因を事前に把握するためにも、現地でのチェックは欠かせません。また、万が一の際には貸主や管理会社への相談も視野に入れ、改善を働きかけることも有効です。

雨の日でもストレスなく車を使える環境を確保するために、ぜひ「地面の状態」にも意識を向けて駐車場を選んでください。特に梅雨前のこの時期は、まさに見直しのタイミングです。

「契約してから気づいた」では遅い――。そんな後悔を防ぐためにも、今日からできる地面チェックをおすすめします。

 

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